地域コミュニティに関する研究会報告書より①~地域活動のデジタル化 

第一のテーマとして、地域活動のデジタル化があがっていました。
住民間の情報共有や行政・住民間の情報共有等を効率化して、負担を軽減するとともに、新たなサービス提供を可能とするためには、どのようなデジタル化が望ましく、どのようにすれば進めることができるかがテーマ。

地域活動のデジタル化を進める必要性

1 デジタル化のメリット
情報を通知し、共有し、次のアクションなどにつなげることができる点

2 デジタル化でできること
紙媒体の回覧板や掲示板の代替・補完をはじめとする自治会内部における情報共有の効率化・迅速化、市区町村との連絡調整の合理化といった効率化の側面に留まらず、地域コミュニティの様々な主体の活動の見える化を通じた参加促進といった効果も期待できるし、地域福祉・防災分野における安否確認といったことにもつかえる。

地域活動のデジタル化の現状

1割強程度の模様 さらに電子掲示板といったレベルになってくると5%程度か

自治体の姿勢

約85%の自治体が、支援してないしする予定もないとの回答
一方先進事例として名が挙がっているのは、金沢市、島田市、岡山市、佐世保市

もし自治体として地域活動のデジタル化を進めるメリットがあるとするならば、
①災害時の安否確認、情報伝達
②電子回覧板による情報伝達の速達性の確立・事務の簡素化
③アンケートなども即時可能に

自治会の先進事例

名が挙がっているのは、掛川市仁藤町区 藤井寺市南藤井寺地区 福岡市南当仁校区 大和市桜ケ丘 四日市市梅が丘 指宿市中福良 など

共通するのは、デジタル機器への接触機会を増やすことにより、その価値を実感してもらったうえで、活用を進めている点。
この点においては、地域活動の担い手不足を解消し、活動の多世代化を図る観点からは、学生によるボランティアがネットサポートを実施した例(豊川市)が挙がっている。

詳しくは、総務省|地域コミュニティに関する研究会|地域コミュニティに関する研究会 (soumu.go.jp)

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